引越しで賃貸物件を退去する際、掃除は次の入居者のために最低限の清掃を行うことが一般的です。しかし、「どこまでやるべきか」は契約内容や地域の慣習によって異なります。以下に、掃除のポイントをまとめました。
基本的な掃除のポイント
1. 全体の清掃
- 床や壁:
- フローリングや畳の上にあるゴミやほこりを掃除機や雑巾で取り除く。
- 壁の軽い汚れは消しゴムや濡れた布で拭く。
- 窓・網戸:
- ガラスを拭き、水垢や指紋を落とす。
- 網戸にほこりがたまっている場合はブラシや掃除機で清掃。
2. キッチン
- コンロ周り:
- 焦げ付きや油汚れを中性洗剤や専用クリーナーで掃除。
- ガスコンロやIHのプレート部分も丁寧に拭く。
- シンク:
- 水垢やぬめりをスポンジで落とし、排水口も清掃。
- 換気扇:
- 外せる場合はフィルターを洗う(汚れがひどい場合は取り外して相談)。
3. バスルーム
- 浴槽・洗面台:
- 水垢や石鹸カスを落とす。
- 排水口:
- 髪の毛や汚れを取り除き、詰まりを防ぐ。
- 鏡:
- 水垢や曇りを拭き取る。
4. トイレ
- 便器内部:
- 専用洗剤で汚れを落とし、隅々まで清掃。
- 床や壁:
- ほこりや汚れを拭き取る。
5. 収納スペース
- 押入れ・クローゼット:
- 中に残っている荷物やごみを取り除き、ほこりを拭き掃除。
6. 玄関
- ドア・ドアノブ:
- 手垢を拭き取る。
- 床(たたき):
- 靴の跡やごみを掃除し、清潔にする。
どこまで掃除するべきかを確認する方法
- 賃貸契約書を確認
- 「原状回復義務」の範囲が記載されています。軽微な掃除のみ必要な場合や、大掛かりな清掃が求められる場合もあるので注意。
- 管理会社や大家さんに相談
- どこまで掃除するべきか、具体的な基準を確認する。
掃除を怠るとどうなる?
- 追加費用の発生
- 大幅な汚れや損傷がある場合、退去後に専門清掃費用を請求されることがあります。
- 敷金の減額
- 原状回復費用として敷金から差し引かれる可能性があります。
時間がない場合の対処方法
- ハウスクリーニングを依頼
- 専門業者に依頼すると費用はかかりますが、短時間で徹底的な清掃をしてもらえます。
- 費用相場は 1Kで15,000~30,000円前後。
まとめ
退去時の掃除は、原状回復義務を満たす程度に行うのが一般的です。自分でできる範囲を掃除し、難しい部分や専門的な箇所は管理会社や専門業者に相談すると安心です!